ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

卸販売に未来はあるか?

店舗を構えていても、他のお店へ商品を卸して販売しているパン屋さんがたくさんあります。

と言うよりも、そもそも卸だけを行っていると言うのは、大手製パン会社の専売特許とも言えると思いますが・・・・

大手は別として、どうしてお店があるにも関わらず、他のお店へ卸して売ってもらう必要があるのでしょうか?

それは、様々な事情があるとは思いますが、その大半は


お店の売り上げが今一だから・・・・

お店の老朽化や、立地条件の変化によって来客数が激減してしまったから・・・

とにかく売り上げを上げたいから・・・・


このいずれかに当てはまるのではないでしょうか?

今現在、これらの卸販売を積極的に取り入れているのが、

道の駅・食の駅・サービスエリヤなどですね。

いわゆる 地産地消 と呼ばれる業態で、

国道沿いや、高速道路のサービスエリヤなどに多数出店しています。

地元の野菜から始まって、地元の人が生産した食べ物を中心に、安心とか安全とか生産者の顔が見えるとかをキャッチフレーズに、もの凄い勢いで展開しています。

市町村の村おこしや町おこしが、そもそもの始まりだったはずなのですが、今では数百メートルと離れていない場所でも、じゃんじゃか出店しているのが実情です。

あっちがやればこっちも・・・・見たいな感じでしょうか(~_~;)

そして、もちろん地元の人が生産した野菜や食品が沢山あるのですが、そこはやはり商売ですから、どうでもいいスナック菓子やら大手のパンやら、挙句にはホームセンターのような商品群まであったりします。

どうして、どこもかしこもスーパーマーケット化してしまうのでしょうかね~ (ー_ー)!!

レストランも必ずありますよね~

鯛焼き、焼き鳥、クレープ、ソフトクリームも必ずありますよね~

市町村が積極的になって、地元の商店街を敵に回してどうするのでしょうかね?????


と言う訳で、結局市町村の村おこしであれ、新しいショッピングモールであれ、とにかく新しいお店にはお客様がわんさと訪れますよね!

そこで商品を卸しませんか・・・?? なんて言われたら、それは是非・・・となるのは当然のことだと思います。

こっちは自費でお店を立てて、ただでさえも苦戦しているのに、あちらは市町村が税金で作ったみごとなお店なのですから、本来ならマージン無しで売ってもらいたい位だ・・・・

そうお考えのオーナーも多いのではないでしょうか???

しかし、そこはしっかりとマージンを持って行かれるのですから、いったい本当に地元の為になっているのやら・・・・・・

でもまあ、色々な事情があってお店での売り上げだけではどうも(~_~;)

と言う場合には、背に腹はかえられない訳で、しぶしぶと言うか、成り行き上というか、とりあえずお店に置いてあっても売れない物が、そこに行けば多くのお客様の目に留まる訳ですから、多少の儲けを持って行かれたとしても、総合的には利益を生むのではないかという判断のもと、決断されているオーナーも少なくないと思います。

では、具体的にこの卸販売とは、積極的にやるメリットがあるのでしょうか?

それともデメリットの方が多いのでしょうか?

考えてみましょう(*^_^*)


まずは経費面から・・・・

お店での販売とは違って、商品はひとつひとつ個包装しなければなりません。

そして原材料表示・賞味期限表示・価格などが入ったシールが必要です。

少量ならこれらを手書きのシールにしたり、パソコンで作ったりしている人が多いと思いますが、少し数がまとまってくると、ラベルシール機が必要になってきますよね。

包装ビニールが一枚1円から1,5円位で、表示シールが3円から高いものだと10円近くかかります。

それに運搬にかかるガソリン代や車両費などの経費。

けっして経費としては、たまげるほどの出費ではないと言えなくもありませんね。


では、肝心の商品の陳列や、お客様からの視点で見るとどうでしょうか?

特にパンに関して言えば、だいたい数店舗のパン屋さんのパンを同じ場所で販売している所が多いと思います。

そして、お客様はそのパンを必ずむんずとつかんで商品名や価格が書いてある裏シールを見ます。

そして元に戻します。

これを一日に何回もされたパンは、ビニールがしわしわで、パンはぐしゃぐしゃになっていたりします。

悪い人はいるもので、とんでもない場所に置かれていた・・・・なんてこともざらです。

こんな事を防ぐには、一日に何回も納品しながら整理するしか方法はありません。

大体そのような販売場所には、レジ係位しか人が配置されてはいない上に、皆専門知識を持っていないので、並べようもありません。

なるべく潰れないようなパンや、形が崩れにくいパンを選んで納品しないといけないと言う難点はあると思います。

何が入っているのか、どのような味なのか、想像すら出来ないようなパンではまず売れないでしょう。

ここがお店と大きく違う部分だと言わざるを得ません。

しかし、一日一万円でも二万円でも売り上げる事が出来るなら、経費とマージンを相殺しても、やる価値は十分あると思います。

ただし、けっして気持ちは晴れないでしょうが (ー_ー)!!

誰だってお店にお客さんがわんさか来てくれればいいのに・・・・

そう考えていると思います。

しかし、現実にはほとんどが売り上げで悩んでいる・・・・・

今に見ていろ・・・・そう思いながらも、今は必死に日々の売り上げ確保に全力で取り組んでいると言う人は少なくないと思います。

しかし、けしてなげやりになってはいけません。

良い時もあれば悪い時もある。

これが私の経験から言える真実です。


これから独立をと考えている人は、まさか自分が卸販売をするなんて考えてもいないと思います。

誰でも初めから卸をやろうなんて考えません。

しかし、現実にはやらざるを得ない・・・・

こんな現実から目をそらさず、しっかりとしたビジョンをもって世間を見て下さい。

成功者がいったい何人いるかを・・・・・・

そして知って下さい。

時には耐える力も必要だということを・・・・





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