ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

食品添加物使用のウソ・ホント

天然酵母のパン屋さんが増えてきましたねー。

無添加のパン屋さんも増えてきました。

と言っても、トータル的にはあまり増加してはいないのですが・・・・・

食品添加物と言うと、ほとんどの消費者は ”あぶない・危険” と言うイメージを持っています。

マスコミや一部の書籍で、徹底的に騒ぎ立てたおかげで、何の知識が無くても、無添加無添加と言う消費者が増加しました。

そんな、なんちゃって無添加好みの消費者にも、安心して買っていただくために、あちらこちらに無添加と表示された食品が出回っています。

なんだ、無添加で出来るんなら、はじめからそうしてくれよ・・・・・・

そう思いながら、表示シールを見ると、なんといくつも使われている添加物の中の、保存料だけが無添加で、その他はなんのことはない、今まで通り使われていた、なんて経験はありませんか?

実際はあまり表示シールを見て買う人はいないのですが、なんちゃって無添加族は、

これなら安心だとばかりに買っていくわけです。

前回触れましたが、そもそも危険性そのものが曖昧なのですから、別にそれで安心なのだと思い込んで買っているのだから、平和でいいんじゃないの・・・・

と言いたいところですが、これでは本物の無添加主義の方にはあまりにも酷です。

ですので、簡単にその合法的なトリックについてお話したいと思います。

添加物のひとつひとつを説明していると何百ページにもなってしまいますので、興味のある方は、嫌と言うほど書籍がありますので、読んでみてください。

数年前に世の中を騒がせた、”買ってはいけない” ”買ってはいけないは、買ってはいけない”という本は大変笑えますのでお勧めです。 だっしゅ  図書館で借りてくださいね。

このシリーズは何作も出ていて、とても参考になりますよ~

無添加と書かれた食品を見ると、普通消費者は全てが無添加なのだと勘違いしますよね。

しかし、そのほとんどが ”一部” 無添加なことが多いのです。

また、最近多く目にするのが、保存料は使用していません!  合成着色料無添加! 合成保存料無添加! 天然色素配合! などと書かれているもの。

これは、具体的には、保存料以外は使っています! 合成ではない着色料を使っています!

合成ではない保存料を使っています! 天然の色素は使っています!というもので、別に無添加ではないのです。

食品は、例えば添加物の宝庫であるソーセージを例に取ると、肉を加工してソーセージを作るまでに、実に多くの添加物を入れますし、加工する前の豚や牛の段階から、飼料の中にたくさんの添加物が使われています。

しかし、実際にはソーセージには、加工する際の添加物だけ表示すれば良い事になっているのです。

これは一例ですが、表示シールに記載されている添加物が無いからと言って、果たして無添加なのかは、実に疑問なのですが、消費者はそれを知るすべを知りません。

なんてゃって無添加派の方は、無添加だと思っていたのに、10種類使われているうちの1種類だけ無添加で残り9種類はちゃっかり使用されていても、まあ10より9の方がいいか・・・・ですむかもしれませんが、本物の無添加派はたまったものではありません。

真実を知ったとたん、病気になってしまうかもしれませんよ!

食にたづさわるものとして、このようないい加減な表記は決して許すべきではないと考えますが、法に触れてはいない限り、消費者が自ら学んでいくしか方法が無いのも事実なのです。

そして、そんなウソはパン屋さんでも行われています。

天然酵母の店と書いてあるのに、天然酵母のパンが2~3個しかない店。

天然酵母の店と書いてあるのに、天然酵母も一部に使用しているだけのパン屋さん。

無添加パンの店と書いてあるのに、パンだけ無添加で、具は市販の添加物入りのパン屋さん。

悲しくなりますね・・・・・・

冷凍生地のパン屋さんでも、最近は保存料無添加だとか、着色料は使用していませんとか、他の食品と変わらず、堂々と掲示している店があります。

ええかげんにしいやっ!!!!!

ほんまに悲しいわ・・・・・・・・・・ってなんで関西弁?

味で勝負したらどうですか? 技術で勝負したらどうですか?

そもそも、なんでパンに色を付けなきゃならんのですか?

なんで、いんちきな香料で香りをださなきゃならんのですか?

それらの一部を使わなくなったからと言って、なにが偉いんですか?

だから、大手は信用されないんですよ。 消費者を馬鹿にしている!

しかし、先に触れた天然酵母のパンとか言って、実はそうでもないパン屋さんは、ほとんど個人店ですし、添加物の正しい知識が無いのも、個人店のほうが圧倒的に多いのが現実です。

添加物が嫌で、無添加の天然酵母の店に通っていたのに、実は無知で、規定量の何倍も添加物をいれていたとしたら・・・・・・

そして、それを取り締まる法律がないとしたら、いったい何を信じたらよいのでしょうか・・・・・・






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