ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

人気のあるパン屋さんの証とは?

人気のあるパン屋さんか、そうでないかは、どこで判断するのでしょう?

売上?  客数?  客単価?  営業年数?  認知度?

どれも大事そうですねー!

凄く多くのお客さんでにぎわっている店があります。 

その店は、まぎれもなく人気があると言えますよね!

しかしそこは場所がとても良く、家賃が高い為売上のほとんどが家賃で持っていかれてしまう・・・・・というのでは、経営としては将来厳しくなるでしょうね。

一人のお客さんが沢山のパンを購入するパン屋さんもあります。

統計的には、立地が悪い人気店の場合は、なかなか行けないので、せっかく立ち寄ったからには少しでも沢山買っておきたい・・・・という衝動にかられるらしく、好立地のパン屋さんより客単価が良かったりします。

その部分だけを見ると、立地が悪いのですから当然家賃は安いでしょうし、客単価が高いと言う事は、経営的にはとても理想的だと言えるでしょう。

さて、もしもあなたがオーナーとなって新しいお店を作るとしたら、家賃が高いけど沢山のお客さんが来店するお店と、商品力に自信があるので立地は悪くても、必ずお客さんは来てくれる筈だと言って悪い立地で勝負するのと、どちらを選びますか?

売上・客数・認知度で言うなら前者でしょうし・・・・・・

客単価・営業年数を長くやりたいなら、お金のかからない後者でしょうし・・・・・・・

悩みますよね!

出店状況は決してこの二通りだけではないので、深く考える必要はないのですが、実は深く考えてほしい大事な要素があるのです。

それは、商品力に絶対の自信があるかどうかです。

立地が良ければ、どのような商品でもある程度は経営として成り立ちます。

しかしそれは、近隣に競合店が出店するまでの間だけです。

周りを見てください。

今では10年以上繁盛し続けているベーカリーは、ほとんど見受けられません。

それは、10年も経てば立地が変化してゆき、競合店が出来てしまうからです。

他方、家賃の安い立地の場合は、近隣に競合店が出来にくい為、商品力さえあれば長く営業していく事が出来るのです。

この場合の判断基準は、売上に重きを置くか、費用を抑える事に重きを置くかということです。

そして、現況では好立地と呼ばれるような場所は、有名企業によって皆取られてしまっています。

となると、おのずと売上を優先するのではなく、いかに少ない経費で出店して、商品力で勝負しなければならないかが見えてくると思います。

そこで、自分の商品力がどうなのかを考えた時、具体的になにをもって判断すればよいのでしょう。

それは、現在あなたが作っているパンを、あなたの店の従業員やあなたの家族が、誰よりもたくさん購入してくれているかどうかで解かります。

パンの好みは人によって千差万別、多種多様であり、品質も技量もこだわりも、相手に伝わらなければ絵に描いた餅です。

家族や従業員というのは、作り手を常に観察しています。

清潔か? 技術は? 安全か?  こだわっているか?  口先だけではないか? 
一生懸命か? 手抜きは無いか? いい加減ではないか? 信用できるか?

毎日一緒にいるからこそ解かる、作り手の性格や物の考え方。

それらをトータル的に信用していればこそ、そして何より思いが味となって表れていればこそ、安心して自店のパンを買うのです。

相反して、従業員が自店のパンを買わない店は、必ず潰れますよ!

あなたの作り手としての思いは、相手に伝わっていますか・・・・・・・?








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