ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

パン屋を始める前に、ここは押さえよう!

これからパン屋を開業する方、あるいは新業態としてお考えの企業・法人の方がいると思います。

ベーカリー事業を経験されていない方から見た ”パン業界” は、とても魅力的で、かつ高利益率であり、安定した商売であるように見えていると思います。

実際に、ベーカリー事業を行っている企業は実に様々な業態であり、食品とは縁もゆかりも無い業種の方々が多いという実態があります。

一般的な考え方として、家電製品や衣料などは数ヶ月に一度程度の頻度で購入するのが一般的なのに対して、パンは日常的に食べる物として、実に短いサイクルで購入してもらえると言う考えから、大きな失敗が無く出来るのではないか? というイメージがあるようです。

パンは主食にもなるし、おやつとしての間食にも適しています。

そして焼き立ての香りや、店舗のイメージからして、実に清潔感があり、活気があり、総合的に魅力を感じますし、なにより女性客が圧倒的に多い業種でもあることから、新規の商売として是非一度はチャレンジしてみたくなる業種といっても良いでしょう。

しかしです・・・・・・・・・

その殆んどの店舗は、数年後には業績を大きく落とし、比較的高額であった設備費の返済に頭を悩ませたりする事となるのです。

それはなぜでしょうか・・・・・?

いくつもの原因がある中で、はっきりしていることは、ベーカリー事業とは、実は長期経営するには極めて難しい業態であるということなのです。

商売とは、そもそも全般的に安定が約束されている業種ではなく、いわゆる水商売と言えます。

ベーカリーだけが難しいという訳では勿論ないのですが、水商売の中でも、以外にスムースにお客様を獲得出来る事、オープンから予想以上の売上が得られる事などから、 ”これは結構いけるかも・・・” と思いたくなる業種なのです。

なぜオープンからお客様が沢山来るのか? 通常どのような商売でも、じわじわと時間がかかって浸透していくものなのに、どうしてベーカリーはすぐに結果が出るのか?

それは、パンと言う食べ物を知らない人はいませんし、パンを食べた事のない人もいないと思いますが、それほどパンは日常的に食べられ、誰もパンを買う事に抵抗感を持っていないと言う事なのです。

そしてココが核心なのですが、パンは誰でも食べるし何処でも売っている食品であるという事です。

ということは、そのお店で買いたいという動機づけが極めて難しいという事。

つまり、お得意様をつかみずらい商売であるということなのです。

お客様は、新しいお店が出来ればすぐに見たくなります。 そして買いたくなります。

それは実に自然な興味です。

そして、その店のファンになるか、一度行ったからと言って満足してしまうのかに分かれるでしょう。

もしファンになってくれたとしても、その後もどんどん新しいお店が出来、パン好きなら当然のことながらそちらにも行く訳で、そこでそのお店のファンになってしまったら、もう戻って来てはくれません。

新規にオープンしたベーカリーだけが敵ではありませんよ!

コンビニではバンバン新商品を出しますし、スーパーでは安売りで、ついつい手が出てしまう事も・・・

そんな競争に、長年打ち勝っていかなければならないのです。

これは、並大抵の努力では不可能です。

この構図は、大型ショッピングモールが出来れば、地元のスーパーが潰れていくごとく、しごく当たり前な事なのですが、オープンから数年はそこそこの売上が確保出来てしまうゆえに、先の事に考えが及ばないというのが実情のようです。

では、ベーカリー経営は止めた方がいいのか・・・・・

い~え、誰もそんなことは言っていませんよ!

これからのベーカリー経営には、長期的な事業計画が必要です。

そう、数年前までは売れていたのにな~・・・・なんて事にならないように、しっかりと先を見据えて計画を練る必要があるのです。

ということで、次回から具体的な計画に入って行きたいと思います。

これまでで眠くなってしまった人は、しっかりと睡眠をとって、すっきりしてから進んでくださいね(笑)





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