ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

ベーカリーに適した人材とは? その2

今日は、パン屋さんに必要な人材について前回に引き続き考えていきましょう。

現状否定未来肯定、つまり今に満足せずに常に次を考える性格・能力・姿勢、
こんな人に続いて次に必要だと思われる要素は・・・・・

学ぶ人・・・・・・です!

何に学ぶ人かと言いますと、

①専門知識を勉強する人

②経験や失敗に学ぶ人

③何からでも学ぶ人

以上の三つです。

では、一つずつ説明していきましょう。

まず専門知識を勉強する人。

これは、つまり製パン理論を勉強する人の事ですが、パン作りは前回も書き
ましたがとても忙しい仕事です。

そんな中にあっても、労を惜しまずにしっかりとしたパンの理論を勉強する、
または勉強しようとする意識を持った人の事を指します。

なんで製パン理論が必要なのかと申しますと、パン作りは良くこのような
言葉で表現されたりします。

  ”たかがパン、されどパン”

パン作りは、完成品の質にこだわらなければ、誰にでも作れる食品なのです。

幼稚園の子供にでもそれなりのパンなら作ることができるのです。

しかし、売り物のパンはそうはいきません。

なぜそうはいかないのか? それは分かり易く言うと大量に、しかも全て
同じ形と同じ味に作らなければならないからです。

しかも、毎日です。

毎日毎日、様々な気温の変化や人員配置の中で、大量の製造量と多品種のパン
を安定的に作る事が出来なければ、商売にならないわけです。

そんな毎日の中で、良いパンを作り上げる為の理屈がしっかり頭に入って
いないと、忙しさにかまけて不安定なパンを作り続け、結局お客様を失う事に
なるのです。

一つ一つのパンが出来上がっていくまでのプロセスを、しっかりと理論ずけて
おくことが、パン職人としてとても大切な要素となるのです。


次に経験に学ぶ人とは、毎日毎日の惰性のような作業の中から、いつも何かを
見つけ出し、そして自分のものにしていく人です。

昨日より今日、今日よりも明日と、一日一日がしっかりと積み重ねられていく
人は、経験がすべて血となり肉となって自分を大きくしていきます。

昨日と今日が同じで、明日も同じと言う人は、時間は経過していきますが
なにも積み重ねていけない人です。

半年や一年で一流になる人もいれば、十年やっても何も上達しない人もいます。

それが、経験に学べるか否かという要素になるのです。

失敗も成功も、すべて自分の宝。 無駄な事など何もないと考えましょう。


そして最後に、何からでも学ぶ人というのは、つまりは ”おごらない人”
の事です。

こんな言葉があります。

賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず。

賢者とは、努力を惜しまず、おごらず謙虚で、責任感が強く、常に学ぼうと
いう姿勢をもっています。

他方の愚者は、自分が一番でありたい、自分は常に正しい、失敗は他人のせい
教えることはあっても、もう学ぶ必要はないという人。

賢者は、このような人からでも、何かを学び取ります。

しかし愚者は、決して賢者から学ぼうとはしないのです。

結果、二人の差はどんどん離れていくのです。

一つの仕事を十年も二十年も続けていれば、おのずと自分が一番で、もう
学ぶことなど無いという錯覚に陥る物です。

そんな時、自分は賢者であると思える人は、どんな些細な日常からでも
更に何かを学ぼうとするのです。

そして成長し続ける・・・・・これが本当のプロだと思いませんか?


さあ、自分はどちら側の人間でしょうか?

そして、自分は人材と言える行動や考え方を持っているでしょうか?


どちらであれ、すべては今からです。

今からでも遅くはないのです。









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