ベーカリーアドバイザーの部屋

難解な製パン理論を、楽しく解説。 どうして??と思ったらのぞいてみて下さい

新しい習慣を身に着けよう

このカテゴリーでは、自分に自信が持てない、従業員が育たない、ヒット商品が生まれない・・・


そんな、毎日ひたすら頑張ってはいるものの、なんか実績がついてこないのはなぜなんだろう???・・・とお悩みの方々にヒントになればという思いで書いていきます。

売上不振に悩む ”個人店” オーナーにお逢いする度に感じることがあります。

それは総合すると、 清潔感に欠けるかな~・・・という点です。

真逆に、同じように売上不振の ”中小企業” の社長にお逢いする度に感じることがあります。

それは総合すると、 いい車に乗っているな~・・・という点です。

それがどうしたと言われればそれまでなのですが、要するにそう感じてしまうのです。

例えば、人はどんなに見栄を張って裕福に見せていても、また、どんなに自分が仕事ができるかをアピールしていたとしても、それらはすぐにバレてしまいますよね。

嘘は長続きしませんし、見栄もすぐに見破られてしまうものです。

その人がどういう人か・・・というのも、話をすれば大体のことは誰にでもわかると思うのです。

・・・つまり、お客様もあなたを見ていますし、あなたの行動・言動というのは日常の中で本性が出てしまっているということです。

お客様にはもちろんですし、従業員の方がいるオーナーさんや、部下を持つ幹部の方でしたら尚更のこと、自分の一挙手一投足というのは常に周りの人が見ているのです。

大半失礼な言い方かもしれませんが、業績不振店のオーナーほどプライドが高いという傾向がありますし、何とかしたいという気持は本当だとは思うのですが、それを具体的に指摘されると怒るという傾向もある気がします。

謙虚さが大事だということは解ってはいても、どうしても最後には自分というものが前に出てしまう人・・・

自分に自信があるわけではないけれども、どうしても人前では自分を大きく見せたくなってしまう人・・・

そんな、短気と情熱、自信と経験などがごちゃごちゃになってしまっているなんてこと・・・ありますよね。

ハイッ、かく言う私もそんな一人です(*^^*)

そんな私が推奨する、嫌な部分の自分を後ろに控えさせて、良い自分を前面に出させるための習慣をお教えしましょう。

嫌な部分というのは、実は意外と自分でもわかってはいるものですよね。

しかし直せない・・・

特にある程度経験があり、何度も人の上に立ち、そして年齢もそこそこまでいってしまうと尚の事直すというのは難しいと思うのです。

というか、無理でしょう。

ですので、直そうと考えることはやめた方が良いと私は思います。

どんな人にも、必ず良い部分というものがあります。

そちらを前面に押し出していくことで、嫌な部分は目立たなくなればしめたものかな・・・程度で良いと思います。

そうでないとかえってストレスがかかってしまい、結果長続きできないからです。

では、どうすればストレスなく自分をちょっとだけ良い方向に変えていけるのでしょうか。

それにはまず、己にちょっとだけ気合を注入しなければなりません。

「よ~し やるか!!」 と、心の中で誓いを立てて、まずは白衣をあたらしいものに交換しましょう。

えっ 身なりから・・・?? と思うでしょうが、この身なりというのが実はもっとも大事なのです。

「そんなこと言っても、どのみち俺ハゲてるし、身なりを整えるくらいではパッとしないよ」という意見もお有りでしょうが、そういう見た目の云々ではなく、”清潔感を演出する心構え” というものを持ってほしいのです。

皆さんはよく雑誌やテレビや専門誌などで、いわゆる有名店のオーナーのインタビュー画像などをチェックしていると思うのですが、よれよれの白衣を着ている人を見たことがありますか?

残念ながら、かなりハゲていらっしゃる方もいますよね(*^^*)

でもなぜかとても素敵な笑顔で写っているものばかりです。

皆さんとても生き生きとしているように見えるのは、カメラマンの腕だけでしょうか・・・

画像編集のなせる技だけでしょうか・・・

とてもそうだとは思えませんよね、皆さん本当に生き生きとしていらっしゃる。

やっぱり成功者は何かが違うんだよな~・・・なんて思いながら、きっとスタッフにも恵まれていて、仲間にも恵まれているんだろうな~・・・なんて、羨ましい気持ちで見ていませんでしたか。

私自身も、これらのいわゆる成功者の方々と自分とでは、一体何がどう違うのだろうかと随分思い悩んだ時期がありました。

なぜ自分はそうなれないのだろう・・・みたいな自分のだめな所探しをしていると、やはりどうしても暗くなりますし、考え方が後ろ向きになりがちですよね。

ですので私の場合は、四の五の考えずに真似できるところは大いに真似しようというスタンスに変えていくことにしました。

白衣にはキチンとアイロンを掛け、汚れないようにエプロンは前掛けタイプにして、エプロンの方を毎日交換するようにしました。

パン屋さんは粉が常に舞っていますので、どうしても職業柄鼻毛が伸びやすいのです。

ですので、本来ならあまり鏡の前には立ちたくはない顔立ちではありますが、鼻毛や無精髭のチェックはかかさずに行い、帽子は紙帽子で汚れたらすぐ交換し、靴もできるだけ綺麗にするよう心がけました。

身なりが清潔だと、お店に顔をだしてお客様と接する時も自信を持って笑顔が出せますし、そうなるとレジをやりながら自分の爪が綺麗かどうかも気になりますし、汗臭くないかな??なんてことも気になりますし、口臭は大丈夫かな??・・・なんてとても気になります。

そんな、人から見て自分はどう写っているだろうか・・・ということを気にすることが、実はヒット商品を生み出すことにも大いに貢献するのだということを知ったのでした。

考えてみれば、スタッフもお客様もほぼ女性であることに気が付くと思うのです。

「いつも清潔感があって、なんか安心できます・・・」

そんな褒め言葉をお客様から頂いた時には、それはもう嬉しかったですね。

食の安全・安心なんて言いながらも、それを作っている人の身なりがなんか不衛生・・・では、やはり接客業として見ても駄目でしょうし、その手から繰り出されてくるパンがとても繊細・・・ということはなかなか考えにくいですよね。

つまり、お客様がこのお店は清潔感があって、パンもどれも繊細な色合いと形で、そしてなによりも安心して食べられるものばかりと感じてくれるとしたら、それこそがオーナーの身なり、そして人となりなのではないかと思うのです。

ただただ長時間粉まみれで働いていた頃とは随分違って、むしろ業績不振のお店なら時間はある程度余裕があるはずです。

まずは自分自身の身なりを清潔なものにし、そして清潔感を持って清掃、衛生管理に努め、一つ一つの商品に目を向けてみましょう。

「本当にこれが自分の作りたかったパンだったかな・・・」

何度講習会に通っても、どんなに有名店のレシピを調べても、自分自身の壁が汚いとなかなか新しいものは生まれないものです。

考え方や物事のとらえ方そのものが、水垢だらけのキッチンシンクのようにガビガビになっているからです。

確実に清掃が一番行き渡っていない水回りをピカピカにして自らの壁の汚れも取り除き、新鮮な気持ちに戻って今一度やらなければならないこと、自分が本当はやりたかったことは何なのかを見つめ直してみましょう。

そしてそれを習慣にしましょう。

そうすればきっと今まで以上に素敵なアイデアが浮かんできますよ~!!